流祖は丹波の国の代官、遠山吉井(トオヤマキッセイ)。大阪に華道文化を育てようと、挿花の研究をした。
1817年に在阪の弟、阪田梅甫(サカタバイホ)が兄の志を受け、一世家元として「遠山流」を名のり、船場の肝入り達と拡めた。
儒教の思想を根底に、真戴相の三才格を基礎とする正花体が中心で、他に投入れ(瓶花)・盛花の形式を有する。自然の美を引き立て、優美で品格高い姿に活けあげることを信条とする。
大阪・四天王寺に慶応2年に建立された花塚がある。
公益財団法人日本いけばな芸術協会、大阪府花道家協会、吹田市いけばな協会に所属。
当ホームページでご紹介している教室では、すべて家元による指導を行っております。
華道「遠山流」の講師のご紹介、他教室のご案内もいたしますので、お問い合わせフォームにてお気軽にご連絡くださいませ。
年数回、大阪市内の百貨店等で行われる花展に出瓶しております。
「遠山流」らしい凜として華やかな自由花や、厳格かつ古式ゆかしい正花体など、広い会場で大きな作品に取り組むこともできます。
花展では、数々の流派の素晴らしい作品を拝見したり、たくさんの華道家の方々との交流を持つこともできます。大変有意義で貴重な学びの場と心得ております。